台灣電影


台湾映画祭

大阪心斎橋パラダイス・シネマにて1998年10月17日から30日まで

王童監督『バナナパラダイス』の感想

台湾映画祭の個別作品についての感想

 今世紀最後の 台湾映画祭 in Box 中野

東京、東中野駅前Box 中野にて1999年1月30日から2月12日まで


呉念真監督 『多桑』(遠流出版公司刊行、脚本より)


クーリンチェ少年殺人事件 (遠流出版公司刊行、脚本より)

楊徳昌監督

楊徳昌監督 は、侯孝賢監督と並んで、現代台灣を代表する映画監督である。最近日本でも公開された『恐怖分子』を皮切りに、アメリカ在住の新人リサ・ヤンをヒロイン小明役に抜擢して、台灣の青春を描いた傑作 『クーリンチェ少年殺人事件』 につづいて、最近は、フランスの女優ヴィルジニー・ルドワイエンを主演に映画 『麻將』 を制作した。京都で開かれた東京映画祭に彼は、エドワード・ヤンの名で 『エドワード・ヤンの恋愛時代』(1994年)を出品した。彼女は、この映画を見て楊徳昌とともに映画をつくりたいと思ったという。この映画は、中国人にとってもっともなじみの深いゲームである麻雀(麻將)のように、『クーリンチェ少年殺人事件』に出演した少年俳優たちの台北でのその後を描いた作品である。作品では現代の資本主義がいかに台北にいきる若者たちの未来を拘束しているか、ゆがめているかがリアルに語られている。雑誌『SWITCH』1996年3月号参照。

『麻將』の邦訳タイトル決定!英訳タイトルそのまま『カップルズ』。

本作品は、神戸映画祭でこけら落としで上映された。12月から渋谷のシネアミューズで、一般公開。大阪でも十三の第七芸術劇場で12月14日から公開。年の瀬も押し詰まった頃にとうとう見ました!今台湾では、日本のバブルと同じ現象が起こっているようです。クーリンチェ少年殺人事件のメンバーが総登場。とくに張君の父が公演。彼が心中を覚悟して息子に残す「死ぬときにかねしか残せないとなったら果たして幸せといえるだろうか」というセリフはバブルに消えた日本資本主義に対する批判でもある。
またまた感激!

『クーリンチェ少年殺人事件』短縮バージョン

を鑑賞したよ。



侯孝賢 の最近作 「フラワー・オブ・シャンハイ」。トニー・レオン、羽田美智子主演。
呉念真監督

侯孝賢の名作『戀戀風塵』、『悲情城市』などの脚本を書いた呉念真は、自伝的な作品『多桑』を京都で開かれた東京映画祭に出品した。この映画は、侯孝賢ファミリーの呉念真が初めてメガホンをとった記念すべき作品である。多桑とは、戦前の日本統治下の台灣で、日本語教育が徹底されたため、人々は父親を「とうさん」と呼んだ。それを中国語風につづった言葉である。呉監督の父親がモデルで、彼の頑固な父親の日本へのあこがれをじっくりと描いた秀作である。戦後中国語教育が強制された台灣で、差別を受けながらも、まだ見ぬ「母国」日本へのあこがれを隠さなかった悲しい「台湾人」の物語である。ビデオ化されたので、再度じっくりと見たが、以外とバックミュージック(CDあり)がよいことと映像的には、侯孝賢の影響を受けていることを再認識した。面白いのは、はじめの方のシーンで『君の名は』が上映され、しかもその弁士が侯孝賢であったことである。

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